2次サイトと3次サイト


今日はWebサイト間の階層について考えてみたいと思います。

Webサイトには、情報の発信源である公式サイトやクリエイター自ら開設しているサイト(1次サイトと名付ける)があり、その取り巻きとしてWebメディア系サイト、掲示板、口コミブログ、ファンサイトといった2次サイトがあります。
最近新たに増殖を続けているのが「まとめサイト」です。2次サイトのコンテンツを引用したり、リンクを集めてページを構成しているサイトのことで、3次サイトと名付けることにします。

著名な3次サイトとしては、「 オールアバウト ( All About )」があります。分野別に専門家が編集するタイプのサイトを構築し、サイト広告やメルマガ広告などによる収益モデルを確立しています。




■ユーザーの行動・動線のモデルケース


ケースA【ターゲットが確定している場合】
(1) 検索エンジン
↓ ターゲットとなるキーワードで検索する
(2) 1次サイト
↓ 公式サイトのオフィシャルな情報入手する
(3) ファンサイト、口コミブログなど
↓ 話題の活性度のチェックする
コメントを書き込む、自分のブログで記事にする などなど




ケースB【ターゲットが不確定な場合】
(1) Webメディア系サイト、口コミブログ
↓ 一般的なキーワードで検索する
↓ 興味のあるニュース記事やコラムを目にする
(2) 1次サイト
↓ 公式サイトを見てみる
(3) ファンサイト
↓ ファンサイトも見てみる



ケースC【3次サイトが存在する場合】

ケースA、Bの(2)から(3)への行動過程において、3次サイトを訪問する可能性が増えます。
それは、3次サイトのリンク先を検索ロボットは関連性の高いサイトと判定し、検索上位へ持ち上げる可能性があるからです。


1次サイトや2次サイトを運営している側からすると、3次サイトに検索順位が抜かれているのは腑に落ちないです。何とかならないものでしょうか?

今日はそのようなことを考えました。