アフィリエイトの功罪

 今の環境を箇条書きにすると、次のようです。
 ・誰でもWebサイト(Blogを含む)を開設できるようになった
 ・記載内容の制限が非常に緩くほとんど自由である
 ・検索エンジンの上位に掲載されることがアクセス確保に不可欠である

 こういった環境下では、アフィリエイトによる報酬が動機付け、モチベージョンアップによって、アフィリエイト対象の商品関連記事が限りなく増加する。メーカーにとっても、アフィリエイターにとっても利幅が大きい商品がネット上では売れるようになります。
 売れることが分かると、高額報酬の商品名を連呼するサイトが増え、行過ぎると閲覧者はその商品やブランドなどを含め、関連情報についても不快感を持つようになと思います。

 一方で、アフィリエイトの対象になっていない、全国どこでも同一価格の生活商品、コンビニで普通に買えるような商品は紹介の対象にならずほとんど情報が得られないという現象が発生します。誰もが手にしたであろう年賀状、年賀葉書、普通の郵便切手自体についての情報は流通量の割りに驚くほど少ないです。

 アフィリエイトの功というと、個人でも商品の紹介や感想などを上手に書くことができれば比較的簡単に報酬を得られるようになったこと、メーカーは新製品のプロモーションをエンドユーザ本人や近い位置で行えるようになったことでしょう。
 アフィリエイトによって流行の商品が分かりにくくなったこと、生の意見や感想が得にくくなったことが罪の部分になると思います。