調子はどうですか? クリック数・コンバージョン率

サイト運営者の皆様、調子はいかがでしょうか?

日経 IT PLUSには、2007年12月は前年を少し上回るか前年並みだった広告のクリック数・コンバージョン率が年明け2008年1月は大幅に減少したという記事が出ていました。私も複数のサイトを運営していますが、現在までの集計結果によると昨年の同時期よりも厳しい内容でした。2月も残り数日になりましたが、例年厳しい2月よりもさらに少し減少しそうな気配です。


ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)インターネット広告は、ネット広告業界の関係者の多くが考えていたより、個人消費の減速に弱いことを示唆する兆候が、今週発表された最新の検索広告データにみられている。

 調査会社コムスコアによると、1月にグーグル(Nasdaq:GOOG)の検索広告に消費者がクリックした件数は減少した。これを受け、景気減速の影響がネット業界にも波及するとの懸念が強まっている。

ウェブ上に“クリック”リセッションの兆し【WSJ】 (日経 IT PLUS) より引用。


従来から景気と広告の関係では、景気が悪くなると企業はさかんに広告するようになるので広告業界は逆に活発になるなどといわれてきました。ネットの世界では、広告出稿数が増えて広告単価が上昇するという説もあるようですが、利用者が行動しなければお金の動かない検索連動型広告、広告バナーリンクのクリックの利用実態はどうなのでしょうか?

私のところのサイトの広告のインプレッション数、クリック数と他のサイトも同様であるならば、日本のオンラインショップなども相当厳しいと思います。詳しいデータが明らかになるのは先になるでしょう。日本のアフィリエイトポータルも曲がり角なのか、一旦踊り場的な状態を経ても上るのか、下るのか。とても先を見通すことが難しい状態になりました。

商品カテゴリ・商品価格別に分析すると、低価格商品売行き数量が鈍ってきているため、直近にとるべき戦略としては大衆向けに数で勝負するのは好ましくないといえます。高価格商品は元々数がでにくいため、結果のバラツキが大きく判断が困難です。今のところ影響がなさそうにも見えるのですが・・・ これはかなり期待感が入っています。


1月と2月の落ち込みは、ネットユーザ特有の時代の最先端ユーザ層、超敏感ユーザ層だけの減少だと思いたいです。これから景気が持ち直して、そして上向いてくれることを祈っています。