脱原発よりも脱日本で製造業は考えている

 「脱原発」などと騒いでいますが・・・
 日本語という最高の参入障壁があることで、日本へ工場を持って来ようという企業はほとんどありません。一方で海外の安い労働力を求めて工場を海外移転する企業はたくさんあります。震災後の原発問題によって大きな影が落とされている日本の電力業界、そしてその影響を大きく受けている製造業、多くの経営者は今後、日本では工場の新設やライン増設などの投資を控え、人材や設備の寿命と共に日本から生産拠点を無くすことを真剣に考えています。

 少子化で日本の市場成長は見込めませんので日本向けの商品の企画、製造も減るでしょう。既にアニメやドラマでは国際的に販売できるように製作されています。工業製品も日本で生産していても海外でも売れるようにデザイン・設計しているものが増えてきました。添付されているマニュアルが世界各国語で書かれていたり、製品のボタンなどの表示はアイコン化されて言語に依存しないようになって来ています。

 こうした社会情勢の変化を加味して将来を考えると子供には海外でもどこでも場所や言語による制約を受けずに活躍できるように育てなければいけないと思います。ただ、それを実現できる学校は日本には少ないです。公立学校には皆無です。

 そうすると子供が小さいうちに、親も一緒に海外へ行くか、それが無理なら単身で留学させる必要があると思います。そして、大人になったら日本には帰ってこなくてもいいよと・・・

 日本起源の企業で国際化を進めている企業では、国籍、人種に関係なく採用を行っているところが多くなっています。今までの就職活動では日本の同時期の新卒学生がライバルでしたが、これからは世界中にライバルがいる状態になるということを認識しなければなりません。

 私の手近なところでもサイトの製作を多言語化対応にしなければと感じ始めています。