選択と集中と積み重ね

東芝の"HD DVD撤退"や三菱電機の"携帯電話"撤退の発表など業績が比較的良いとされている電機メーカー各社でも相当な危機感で事業の"選択と集中"を行っていることがわかります。

初めて買った携帯電話が三菱電機製造のドコモのDシリーズだったので、撤退報道はとても寂しい感じがします。

携帯電話のような複雑で多数の機能を持つ電器製品は多くのプロセスを経て製品化されます。

製品化は基礎研究に始まり、設計開発、試作、製造、認可、販売まで多くの人間が関わり、関連会社や取り巻きのサプライヤーまで大勢の人達の力の積み重ねが結晶となって顧客へ届けられる訳ですが、その人達の積み重ねを無駄にしないようにどこにリソースを割り当てるのか経営者には難しい判断が課されます。