元々弱かった個人消費が激弱に

例年2月は消費が落ち込む月ですが、今年はさらに個人消費が落ち込んでいるようです。特に耐久消費財、末永く使えるようなハイスペックでグレードの高い高額商品が売れていません。一品単価が下がる傾向が止まりません。


最近、巷で溢れる雇い止めのニュースに呼応するように、正社員の給与カットも増えてきています。職を失った人がテレビのインタビューでは、人を妬んでいるような発言や明日の生活もままならないのに人の役に立ちたいといったおかしな発言も放送されるようになってきました。

インタビューの前者の方、他人を妬んでもしかたがありません。解雇された人は会社が本当にどうしても必要としている人間ではなかったということですからそういう会社にしがみついても今後があるとは思いません。経済が回復すれば雇ってもらえるかもしれませんが、給与が増えたり待遇が良くなったりすることは恐らくないでしょう。

単純な労働力として雇われていた場合には、その人柄や人格は考慮されず作業量の供給源と割り切られています。「誰にでもできます」、「簡単な作業」ということは、他の人がよりやすい報酬で仕事をするといえば、高い報酬の人が切られてしまうというリスクがあります。多少困難な仕事にチャレンジして成功しようという気力が必要です。そして現状に満足せずステップアップをする努力を惜しまないことが大切です。

インタビューの後者の方、人の役に立つことはとても結構なことですが、まずは人の迷惑になることや頼ることは止めてもらいたいです。そんなに役に立ちたいなら、支援団体の保護を受けず、失業保険はもらわず、はやく仕事をしてください。労働条件は悪いけど人手不足の業界がありますからそこでまずは人の役に立っていただきたいですね。