あとちょっとの頑張り

分業でコンテンツ製作している過程では、あとちょっとの頑張りで仕事が速く進むときと、逆にちょっとの遅れが全体としては大きくなってしまうときがあります。
プロジェクト管理ではクリティカルパスといって特別に重点的に管理する工程となります。後工程へつながっている要の部分、他の工程の元になる基本的な工程の部分などには注意が必要です。

こういった管理が適切に行われないと、分業で作業をしている意味がありません。というよりも、一人で作業したほうが早いということになります。

ただ、コンテンツ制作では一人の力がいくら大きくても良いものを作るためには幾人かの知恵がや感性、多角的な見方が欠かせません。その人それぞれの視野の違いが時として製作段階での激しい議論となるわけですが、そういった過程で面白いものが出来上がるのです。

あとちょっとの頑張りができるということは、周りが良く見えているということ、先頭に立つ人間が的確に指示してやることができればよいのですが、そういつも行くわけではないので、どれだけちょっとの頑張りが各人にできるのかということが全体として物の出来具合を大きく左右することになると思います。

だから私は肝心なときに頑張れる人、ちょっとの頑張りが出来る人が好きです。


今日はこのようなことを考えました。