昔、読み書きそろばん。今、パソコン。

古くから「読み書きそろばん」を基礎学力として幼少教育で身に付けるように、その大切さを両親や先生から言われてきたと思います。
果たして現代ではこれだけで足りるでしょうか。

コンピューター・携帯電話などのデジタル機器の利用技術・活用技術、デジタルリテラシーといわれるスキルを身につける必要性があるようになったと思えるのです。学校教育では、パソコンの操作などコンピューター全般を「情報」といった科目にしてしまっていますが、読み書きと同じようにコンピュータの操作・活用を全科に取り入れて行く必要があるのではないでしょうか。

インターネットを通じて情報を入手し、その価値を自分で考えて判断する。情報を整理して利用したり、発展させる。まとめた情報をプレゼンテーションに使い、もしくは他者とのコミュニケーションに利用し、活動していくといった一連の技術としてデジタルリテラシーを考えるのです。

インターネットを通じて情報が早く大量に伝わるようになったからには、それを利用するためのスキルが必要なのです。利用するというのは、ただ見るとか、コピーするとか転送するとかではありません。利用するために考えることを教えて上げる機会を教育の中に設けてもらいたいのです。ペンや鉛筆がキーボードやマウス変わっても、紙や黒板が液晶ディスプレイになったとしても考えることの大切さは変わりません。


昔、読み書きそろばん。今、パソコン。

5S+1(整理・整頓・清掃・躾・作法・モラル)
ほうれんそう(報告・連絡・相談)
読み書きそろばん(相手の話し方を理解する、自分の意見をハッキリ言う、計算が出来る、物事をしっかり自分の頭で考える)

これらを出来れば義務教育の小学校・中学校の教育課程で、確実に身に付けられる教育システムにしていかなければ、社会人、企業人として活動するための教育として不十分です。本来、人を育てるのには10年から15年先を考えなければならないのに、現在の教育はそれが出来ていないということです。

IT系のプロジェクト失敗システムの事件事故では、原因を分析していくと大概のケースで5S+1ほうれんそう読み書きそろばんのいずれかが不十分なことによって発生しています。

でもそんなの関係ねぇ」なんて言わないで、社会で起きている問題を紐解いて、それを教育にフィードバックすると過ちを繰り返さない、よりよい社会になるはずです。自分だけよければかまわないという考え方、責任放棄はいけません。

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