IT教育

物心付いたときからWindows 95や98に触れていた世代が、大学(大学院)を卒業して、そして今年〜来春は社会人になります。中学校、高校、青春時代にデジモノが溢れている現代っ子を「デジタルネイティブ」と呼ぶそうです。

数年前までは、学校の先生がパソコンが使えない、情報処理を教えられないと悩んでいましたが
これから入学したり、入社してくる世代は、パソコンの操作はもちろんインターネットの検索を自在に使いこなせる
そういった世代の人たちです。

公立学校では教育論が精神論的議論になって携帯電話禁止はたまたPC禁止やネット禁止などと言われるようになるみたいですね。そうなったら、上昇志向のある人間は、さらに教育にお金をかけて家族の教育方針や主義に合った全過程を私立学校にしなさいということなのでしょうか。

ちょうどパソコンや携帯電話を使いこなせない年代の方々が、委員会組織の長を務めるこの数年をなんとか乗り切りたいです。

本来、教育は10年先、50年先、100年先を考えなければいけないといわれているのに、目先の携帯電話やネットセキュリティに
ばかり目が向けられているのが残念でなりません。10年先、50年先、100年先という年数には、ざっくりと意味があります。その世代が社会人になったとき、現役世代の間、次の世代ということです。

IT教育や人材育成については成果がハッキリしない部分がありますが、生活が豊かに感じられないとか、国が発展しているように感じられないということは失敗なのではないかと思います。先のバブル期にちゃらんぽらんに過ごしたり、先のことを考えなかったキリギリスさんはこれから来る冬の時代は越えられないかもしれません。助けてくれるアリさんは出てくるのでしょうか。



(参考)
アナログなんて知らないよ! デジタルネイティブが開く時代
企業のIT革命をリードする「デジタルネイティブ」世代
「デジタル・ネイティブを意識したIT戦略が急務に」、米ガートナー リサーチ部門最高責任者のピーター・ソンダーガード氏